技能実習制度って何が問題なの??
こんにちは。
50歳には自分の生き方を転換したいなと。
そのためには残り2年弱。
貴重な日々を大切に使いたいものです。
さて。
最近の私はというと
「外国の方々が日本で働く時の環境や問題」について興味があり
いろいろな機関でお話を伺っています。
先日、お邪魔しましたのは
~はたらく外国人を知る勉強会~
というセミナーに参加させて頂き、日本で働く外国人の方々の現状や問題点などを伺いました。
そこで聞いた要旨は下記のような点でした。
■日本で技能実習生として働く外国人労働者の現状
1.外国人雇用の種類はいくつもある
①就労目的で在留が認められる場合 約36万人
→ 専門職とか技術的分野の在留資格があるもの
※教育や経営、法律、医療、人工知能や介護などの専門分野に携わること
②身分に基づき在留する場合 約55万人
→ 定住者や永住者、日本人配偶者など
③技能実習生として働く場合 約40万人
→ 技能実習制度というのは開発途上国への国際協力として、日本の技術を学んでもらい、自国に持ち帰り自国発展に寄与して頂く制度です。
〇詳しくはコチラをご覧ください。
④特定活動として働く場合 約5万人
→ 特定活動に規定されている職業に就いて働く場合に在留が認められます
〇特定活動に関する事はコチラをご覧ください
⑤資格外活動として在留する場合 約37万人
→ これは留学をしながらアルバイトやパートとして働く方達の事です。
2.日本で働く外国人の国ごとの割合
1位 ベトナム 約44万人(全体の約26%)
2位 中国 約42万人(全体の約24%)
3位 フィリピン 約18万人(全体の約10%)
4位 ブラジル 約13万人(全体の約8%)
5位 ネパール 約10万人(全体の約6%)
との事。
最近では中国を抜いてベトナム増加が目立つ状況です。
その分、ベトナムの方が問題起こしている事件が目立っていますが、決してベトナムの人達が悪いわけじゃなく、制度の問題や利用する社会、受入れする日本にも問題があると思われます。
3.外国人を雇用している国内の事業所の数
→ここ10年強で3倍の約27万社に増加しています。
4.在留資格について
→ 外国人が日本に在留して活動を行うには在留資格という法的地位を得る必要があります。
①技能実習1号…日本で働きながら技能等を学ぶ人達
②技能実習2号…1号として国内で1年働き、検定や試験に合格し、2号認定を受けたもの
③技能実習3号…1号及び2号として国内で3年働き、試験合格のうえ、3号認定を受けたもの
※3号になると在留期間が最長の5年となります。
5.外国人労働者の賃金状況
→ 技能実習生の平均賃金は約16万円です。
が、それ以外にも監理団体や送り出し企業への支払などがありますので、決して多い賃金とはとても言えませんね
上記のような現状を知ることが出来ました。
そして。
制度を利用して外国人雇用している会社と外国人との間には様々なトラブルも発生しているようです。
■ 技能実習生の労働トラブルとは
1位 賃金・割増賃金の不払(126件)
2位 支払われる賃金額が最低賃金額未満だった(16件)
3位 解雇手続の不備(12件)
【具体的な例】
1.時間外労働に対する割増賃金が不足していると労働基準監督署に申告があった。
・時間外労働の単価が1時間当り500円程度しか払われなかった。
・時間外・休日労働に対する適正賃金が支払われない
・寮費として不当に高額な金額が差引かれていた
労基署からの是正勧告を受けた結果。
→ 会社側の対応は、申告した技能実習生に対して、割増賃金の不足額と不当に高額に控除していた賃金額計200万円が支払われました。
皆さん、真面目に行きましょう!!
1.監理団体の在り方と運営方針、認可基準が正しいのか
2.利用する国内企業側の問題
3.外国人労働者への国としてのサポート体制
恥ずかしながら
私は正しい監理団体を設立し、運営したいと思います。
そして、国内企業の方達にもこの制度を正しく利用して頂くために力を尽くしたい。
日本は今後、どんどん労働力が足りなくなるのは分かり切っています。
がしかし、これからの若い日本人は汗をかいて働くのは嫌。
だったら、日本人にはあぐらをかいて貧乏だけど自由はあるという生活を送ってもらい、しっかり真面目に働きたい外国の方に働いてもらいましょう。
ゆっくりでも
日本の100年後を見据えて一歩一歩自分の出来ることをしたい。
日本のために
世界の為に
家族のために
誰かのために
子どものために
平和のために
一人一人に出来ることは山ほどあります。
私もそうですが、何かしたいが何が出来るか分からない人はこちらもご参考下さい。
次は【里親】を運営している施設見学に行きますので、またご報告します。